部活を引退すると、受験勉強が本格的にスタートするという中学生・高校生の方も多いですよね。
部活中はあまり時間が取れなかったという人も、部活引退後では勉強に使える時間がたくさんあります。
しかしながら、部活を引退してから本格的に受験勉強が始まるという方は、本番まで残された時間も限られているでしょう。
したがって様々な教科、様々な単元をできるだけ効率的に進めていくことは、受験を成功させる上で重要な要素になります。
そこで今回は、英語のリスニング勉強をテーマとして、リスニング力を効率的に短期間で上げる方法についてご紹介していきたいと思います。
英語のリスニング勉強は、特に決まった勉強方法や教材が用意されているわけではないので、「どうやって勉強していけば良いのだろう」と思う方も多いはずです。
是非、今回ご紹介する方法を受験勉強に取り入れて、英語のリスニング力を効率的に高めていきましょう。
部活引退後の受験勉強に使える!英語のリスニング上達法
1.文章を構成する基礎的な文法・単語(発音)をある程度理解できるようにする。
英語のリスニング勉強を始める前には、ある程度の文法や単語(発音)を理解できるようにしておく必要があります。
これは、知らない文法や単語(発音)が使われている文章は、音声として聴いても全く意味がわからない状態となってしまう為です。
最低限、リスニングで使われるレベルの文章は8割~9割理解できるようにしておく必要があるといえます。
しかしながら、リスニングの問題で扱われる文章自体は複雑な文法や単語を使用しているケースは少ないです。
文法も単語(発音)も一通り基礎的な部分まで勉強した後は、リスニング勉強も徐々に取り組み始めていくと良いでしょう。
2.短い英文のリスニング練習で英語の音声に慣れる
基礎的な文法や単語(発音)を勉強し、基本的な文章が理解できるようになったら、短い英文を聴く練習をしていきましょう。
日常英会話から様々なシチュエーションにおける短い英文を使って、リスニング力の礎を作っていきます。
ここで意識するべきポイントは、英語の正しい発音やスピードに慣れることです。
本番のリスニング問題は、短い文章から長い文章まで様々あります。
長い文章に対応できるようになる為にも、短い文章は一言一句完全に聴き取れるようになるまで繰り返し練習することが大切です。
音声のスピードが速くて聴き取れない場合は、スピードの調整をして聴き取れるレベルで練習していくと良いでしょう。
3.短い英文でディクテーションやシャドーウィングを行う
短い英文が聴き取れるようになってきたら、簡単な文章でディクテーションやシャドーウィングを行ってさらにリスニング力を高めていきます。
ディクテーションとは、聴き取った英文をそのまま書き下ろす作業で、シャドーウィングは聴き取った英文を後を追って自分も発音する作業になります。
どちらも普通に英文を聴き取る作業に比べて難易度が高く、正確な聴き取りが求められるので、リスニング力の向上にはうってつけの方法といえるでしょう。
こちらの練習も最初音声のスピードが速く難しい場合は、スピードを少し遅くして自分が出来そうなスピードから始めていくと良いでしょう。
4.長い英文でリスニング練習をする
短い英文でディクテーションやシャドーイングが出来るようになってきたら、いよいよ長い文章でのリスニング練習を始めていきましょう。
本番においても、長い英文を聴き取って解答する問題がいくつかあります。
しかしながら、長い文章は言い換えれば短い文章の集まりです。
短い文章が聴き取れるレベルであれば、あとは長い文章を聴き取る集中力と、全体の流れや内容を頭で整理し理解する力を身につけることで攻略できるでしょう。
練習の段階では一言一句聴き取れるまで繰り返し聴くことをおすすめしますが、同時に要点や重要なキーワードを意識して「何のテーマについて話しているのか」「話の流れがどこに向かっているか」などにフォーカスして聴いていくのも、長文に対応する上で効果的な方法といえます。
5.リンキングを理解し、より英語の発音に慣れていく
リンキングとは、2つの単語を繋げて1つの単語のように発音するルールのことです。
簡単な文章なのに聴き取れなかったという場合は、スピードに追いつけていない、もしくは文章は理解できるがそれを正しい発音で認識できていないパターンに分けられます。
後者の場合、単語自体の発音は知っていても、連なった単語の発音がリンキングによって変わる事により聴き取ることが出来ないといったケースがよくあります。
例えば、「meet you」というフレーズでは、それぞれの単語の発音を組み合わせると「ミート ユー」となります。
しかしながら、実際に流れてくる音声は「ミーチュー」という音になり、それぞれの発音とは異なるのです。
このように、リスニングで流れる文章にはリンキングが使われる箇所がたくさん存在します。
単語自体の発音を覚えつつも、単語間での音の変化にも対応できるよう様々な文章を注意深く聴いていけると良いでしょう。
6.様々な媒体で英語を聴こう!
一通りのリスニング練習を終えたら、練習用の教材だけでなく様々な媒体で英語を聴くことをおすすめします。
ラジオ、海外ドラマ、洋楽、など日常生活の延長線上で使われる英語を聴くことは、リスニング力の向上に大きな効果をもたらします。
これらの英語を聴き取ることは決して容易なことではありませんが、スクリプトを使ってでも実際の英語を理解していく作業はとても重要です。
また、ラジオ、海外ドラマ、洋楽などはエンタメ要素がある為、勉強しているという感覚なく楽しみむことができるでしょう。
英語のリスニング力は聴く量に比例して高まっていくことは確かです。
毎日継続して取り組む為にも、様々な英語に触れるリスニング勉強はとてもおすすめなので是非取り入れてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、英語のリスニング勉強をテーマとして、リスニング力を効率的に短期間で上げる方法についてご紹介しました。
英語のリスニングが伸び悩んでいる方、英語のリスニング勉強方法がわからないという方は、是非今回ご紹介した方法を試してみてください。
1ヶ月後にはきっとあなたのリスニング力が飛躍しているはずです!
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